沖縄お片付けリアン〈暮らし楽々〉の渡名喜 一珠美です。
先日のブログ(終活の片付け)には、たくさんの共感メッセージをいただきました。
本当にありがとうございます。
皆さんの中にも、すでに「親の片付け」について考え始めている方がいらっしゃるようですね。
そこで今回は、私自身の実家の片付け体験を少しお話ししたいと思います。
実は私、10年ほど前に実家の片付けを経験しました。
正直、後悔ばかりの片付けでしたが、この話が誰かの参考になればと思って綴ります。
両親は、今もありがたいことに元気ですが、当時ちょうど整理収納アドバイザー1級の資格を取得した少し前に、父が認知症を発症しました。
徐々に記憶が薄れていく父。
当時はまだ自宅で介護をしていましたが、団地から団地への引っ越しが重なり、実家の片付けは避けられない状況に。
せっかく資格を取ったのに――
いざ父の持ち物を一緒に整理しようとした時には、もう「判断する力」が父には残っていなかったんです。
私と母で、父のモノを整理することに。
そのときの切なさと、やるせなさ……
今でも思い出すたびに、ぎゅっと胸が締めつけられます。
「あの時、もっと父の話を聞いていれば……」
「あの時、一緒に片付けられていたら……」
元気なうちに、もっとたくさん話して、笑って、一緒に片付けておけばよかった――
「いったい何が大切なんだろう???」
「何が宝物なんだろう???」
でもきっと、
いちばん悔しくて、いちばん後悔しているのは
「自分のモノを、自分で整理できなかった父ちゃん」自身だったと思うんです。
そう思っても、もう後の祭り……
だからこそ今、私はお片付けを伝える立場として出逢った方々にこうお伝えしています。
- 自分のモノは、自分で片付けよう!
- 今日がいちばん若い日!一緒に始めましょう!
- 「片付けたい」と思ったその瞬間を、どうか逃さないで!
私のような後悔を、誰にもしてほしくない。
そんな想いで、講座やレッスンを続けています。
皆さん
どうか、後悔のない“片付け”をしてくださいね。
片付けたい――そう思ったあなた。
親の立場であっても、子どもの立場であっても、
その想いは人それぞれ。だからこそ、「片付ける人の気持ち(自分自身にも)」に寄り添いながら、進めていってほしいのです。
そして、そのためにも――
「整理収納の知識を学ぶこと」は本当に大切です。
それは、あなたのこれからの人生の道しるべとなり、
心強い一生のパートナーにもなってくれます。
「学びたい!」
そう思った今こそが、最高のチャンス。
どうかその想い、置き去りにしないでくださいね。
片付けに悩む理由は、人それぞれ。
《整理収納教育士認定講座》は、どんなライフステージやライフスタイルの方にも役立つ一生モノの学びです。
でも、目的によって見える視点や成果は変わります。
ですので、受講の目的に合わせて、3つの視点からご紹介しています。

気になる視点から、あなたに合った学び方を見つけてくださいね。
もちろん、いくつ重なっていても大丈夫です。
〈節約したいあなたへ〉
ムダを減らし、家計と暮らしを整える

〈片付けられる子に育てたいママへ〉
子どもと一緒に片付け習慣を育てる

〈終活したいあなたへ〉
人生後半を軽やかに生きる準備をする
